ウォーキングに重要な足首と趾(あしのゆび)を動かす下腿(かたい)の筋
- 橋 高
- 7月24日
- 読了時間: 3分
足首と足指の筋肉が、ウォーキングの質を左右する

歩くときに大切なのは「脚力」だけではありません。
実は、足首や足の指をしっかりと動かす力が、歩行のスムーズさと安定感を大きく左右しています。
この動きを支えているのが、膝から足首までの「下腿(かたい)」にある筋肉たち。
下腿には複数の“筋区画”があり、それぞれ異なる役割を担っています。
足の筋肉は「4つの部屋」に分かれて働く

下腿の筋肉は、筋膜で仕切られた「筋区画」という部屋のような構造になっています。
それぞれの筋区画には以下のような特徴があります。
前部筋区画:足首を上に持ち上げる「背屈」、足指を伸ばす動きに関与
外側筋区画:足を外に返す「外返し」を担う腓骨筋が集中
深後部筋区画:足首を下げる「底屈」、足指を曲げる動きに必要不可欠
浅後部筋区画:ふくらはぎの主な筋肉(腓腹筋、ヒラメ筋)が存在
これらの筋肉が連携して働くことで、私たちはバランスよく美しく歩くことができるのです。
深層筋と浅層筋、それぞれの役割とは?

足の筋肉は表面の「浅層」と、深い部分にある「深層」とで構成されています。
浅層筋(アウターマッスル):太く力強い筋肉で、身体を支える柱のような存在
深層筋(インナーマッスル):足指や足裏に繋がる細かい筋肉。姿勢の安定や細かな動きに重要
特に深層筋は意識しづらく、使われにくいため、適切なウォーキングやケアが欠かせません。
足の筋肉を鍛えると、代謝もアップする

驚くことに、足の筋肉は全身の筋肉の約70%を占めていると言われています。
つまり、下腿の筋肉を意識的に動かすことは、基礎代謝の向上にも直結するのです。
ウォーキングやストレッチなどで、浅層・深層の両方をバランスよく使うことで、痩せやすく疲れにくい身体をつくることができます。
これからの記事では、具体的なエクササイズや歩き方のポイントもご紹介していく予定です。
ぜひ今後もチェックしてみてください。
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