こちらのご婦人は、自宅の自分の使用した布団のヘリにつまづき、転倒しました。 転倒しただけだと思っていたら、どんどん腫れて痛くなり、病院に行った際、立方骨にヒビが入ったので、このような症状になったとのことでした。 さっそくギブスで足首の固定です。
3M製のグラスファイバーを水で浸してぐるぐるに固定するとギブスになりました。 ご婦人は松葉杖を借りて、その日からギブス生活です。 階段の上りも、片手で松葉杖2本を持ち、ギブスの足を持ち上げるような形で引っ張ってあげると言った歩き方です。 お風呂はビニール袋に入れて片足だけ出しての入浴、外出はビニール袋で足下を保護していました。
2週間ほどでギブスカットです。
こちらの動画の前に片足だけで10分かかりました。両足で20分強 そして、こちらの動画です。足をギブスカットした後持ちあげられたら外れたのですが、ご婦人の足の筋力は下がっていましたので、上がらなくて更に出しやすいようにカットしました。 足首だったので分厚いような
転倒しないに越したことはないのですが、 特に 1、歩く速さが遅い人は要注意 転びやすい人、転びにくい人の違いに「歩く速さ」が関係しているようで、筋力が低下している証拠で、普通の人の3倍転びやすいそうです。 2、西洋風の生活習慣の人は要注意 日本風の布団の上げ下ろしや和式トイレなど、筋力を強める動作があまりないことも要因だそうです。 3、一度転んだころのある人は要注意 一度転んだ事のある人がまた転ぶ確率3,8倍にも上がっているようで、すでに身体が転びやすい証拠だそうです。 4、足の指がだらんと下がっている方は要注意 足の指で転倒する場合が多いです。足の指がしっかり使えているかどうか確認してみてください。 5、前方に身体を傾けて、どこまで踏ん張れるか?踏ん張れない方は要注意 ファンクションリーチテストといって、身体の中心部からどれくらい身体を離す事が出来るか、立った姿勢で前に身体を倒しても転倒しないでどこまで傾けられるかが主ですが、これを特に外反母趾の前足部のアーチが低下している方は踏ん張って傾ける事が出来ません。 6、余計なものばかりの室内で整理整頓していない ついつい不必要なものを処分が出来ずに「もったいない」と日本の美学で考えがちですが、転倒してしまうと介護をさせてしまう方に変わってしまい逆に大事な家族に迷惑をかけます。 もう着ない服、必要ないものなど処分して生活動線を何もないように整えましょう。 7、転倒を誘因するような住居環境を今一度整理する。 意外と何もないところでも転倒はあります、しかし目に見えて転倒を誘因するようなカーペットのヘリ、電気コードなどは隅に寄せたり転倒しないようにすることが肝心です。 是非、今一度確認してみてください。
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